2019年08月
2019年08月03日
不適正営業と労組
連日かんぽの不適正営業や
JP労組はこの件に関し
それに付随した日本郵政の暗部が
次々と報道され、また、
SNS上でも箝口令に負けず
内部告発をする「中の人」が
かなり増えてきました。
このブログを立ち上げたときを
思えば感無量と言ったところです。
ひとまずこのブログの
本来の役目を果たしましょうか。
NHKのクロ現はじめマスコミ各社も
最大の暗部、JP労組にはまだ
触れていないようです。
郵政なら労組も取り上げて
然るべきなんですが
「刺激してはいけない」
ということなんでしょうか?
マスコミはどちらかと言えば
左翼ですから、立憲民主党に
飛び火する労組の話題には
触れてこないかも知れません。
7月31日の会社側の会見直後
JP労組は速攻で組合員向けに
文章を出しました。
私の要約で十分なくらい
中身がスカスカで
言い訳がましかったんですが
そんな原文を楽しみたい方は
JP労組ホームページの
組合員専用ページから
ログインしてください。
題
「日本郵政グループにおける
ご契約調査及び改善に向けた
取組についての報道発表への対応」
JP労組はこの件に関し
何も知らないし
聞かされてないです。
明日以降会社と協議します。
労使協調の唯一の利点は
会社側との情報共有なんですが
共有できてなかったってことだな。
ちなみに来年以降の営業目標も
知らされてないそうです。
そもそもの話、
かんぽの不適正営業について
JP労組が把握していなかった
ということは絶対にありえません。
わが南関東地本でも
かんぽ営業の実情に関し
再三再四とある支部の支部長が
問題提起をされていました。
何度かお会いしたことがありますが、
体格のいい、おおらかな方でした。
不適正営業の件では
現場と労使双方の板挟みとなり
心労の為に体重も
15キロ近く落ちたそうです。
そんな支部長さんも
噂によれば今期で
支部長を降りられるのでは、
とのことです。
次に支部長になる方は
大変だと思います。
「ミスター○○支部」と
呼ぶにふさわしい
その支部の顔のような方の後任は
ただでさえ苦労するもの。
ましてこの騒動の中です。
相当な知識と胆力のある方でないと
支部の内部崩壊に繋がります。
支部長の問題提起は
決して無駄ではなかったと
私は思います。
組合員の為に戦ったことを
誰が否定しましょうか。
お疲れ様でした。
ところで南関東地本、
ホームページが
2018年で止まってるんだが。
今回の不適正営業のみならず
自爆営業が問題になった際も
「ノルマはない」というのが
JP労組の公式見解でした。
これに関しても以前から
問題提起はあったのに
労組は現場の声を握りつぶしました。
今回の全国大会だって
小澤当選のお祝いなのに
湿っぽい話で水指すな!
って感じだろうな。
かんぽの不適正営業問題は
七月頭くらいから本格的に
報道されてきましたが
その時期は労組は選挙で
それどころじゃなかった、と
いう部分もあります。
JP労組は2008年の発足当時
明治安田生命から一名
特別中央執行委員に招いたり、
逆に明治安田生命に
出向する役員も複数名いたりと
かんぽの経営情報が他社に
漏洩していた可能性もあります。
ちなみに名ばかりの「出向」
していた役員はすべて旧全郵政出身。
この出向、通称「明安年金」と
呼ばれています。
明治安田生命は旧全郵政の
団体保険からJP労組の
団体保険の契約にこぎつけたのです。
この辺の利権も闇が深いのですが
国会議員二人もいれば
マスコミに圧力かけて
揉み消しちゃうんですかね。
JP労組は会社の監視役としても
労働者の代弁者としても
クソの役にも立たないことが
またまた露呈してしまいました。
抜本的見直しが必要なのは
会社側だけではなく労組もです。
不適正営業、自爆営業。
不名誉な騒動ではありますが
そんな中でかすかな光明もあります。
これは自分達の問題である。
これは自分達の戦いである。
そう考える郵政労働者が
少しずつ増えてきたことです。
それもこれも
労組が役に立たないから
なんですけどね(´・ω・`)