茨城

2016年06月13日

矛盾

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E6%B2%B3%E9%83%B5%E4%BE%BF%E5%B1%80
wikipediaで古河郵便局を検索すると6月13日現在、

5:局長の不祥事

という項目が出てきます。

2015年6月10日13時30分、古河郵便局局長が暑中見舞いはがき「かもめーる」の予約実績の上がらない局員4名に対し 「俺は一人殺したことがある。今日売れなかったら帰さない」と恫喝した。 これに対し、郵政産業労働者ユニオンは同年6月18日、日本郵政本社前で抗議した[3]。 この局長の発言は、以前さいたま副都心局で集配課長を務めていた時に、局員を過労自殺させたことを指している[4]
(引用ここまで)

所謂、古河事件です。

これに対し日本郵便関東支社・経営管理本部・総務人事部は
7月27~30日にかけて古河郵便局所属社員にヒアリングを行います。

ちなみにこちらの入手した情報では古河事件は6月10日発生となっていますが
関東支社及び郵産労ユニオンでは発生は6月11日としており、
調査もそれを踏まえて行われています。

・11日にはブロック局長会議があり、
 助川局長は朝、局に出勤してすぐに会議に向かい、
 同日には局には戻らなかった。
・局長室へは総務部を経由しなければ入れないが11日に
 局長室に入った局員はいない。

なお、ヒアリングは、
社員が正直に話せるように個別に社員の往来がない局の地下会議室で行われ、
社員一人に対し支社社員が基本二名で聴取を行う形で行われました。
密室で当局側2対局員1。
どれだけの局員が素直に話せたのかは不明です。
こういった調査は第三者が実施した方がより公平で公正、
事実関係の把握に繋がると思うのですが・・・。

個人名まではわかりませんがヒアリング結果の資料には役職名は記入されており、
このうち被害者4名が所属していると思われる「郵便部(郵便集配部)主任」の中には
支社側が通常の二人ではなく同一の支社の人物一人N氏に聴取されている
方が4名見受けられます。偶然でしょうか。

基本となったヒアリング項目は
①古河事件の記述のあるユニオンのビラの内容のような事実を実際に見聞きしているか
②ビラ記載の6月11日に限らず助川局長が同様の発言をしたことがあるか
③不適切営業をさせられていないか
④普段の指導で気になるところはないか


となっており、その回答内容によって具体的な質問をして
聴取者の意識合わせを行った上で実施されました。

また、ヒアリングの最後には
自分の目や耳で確認していない不確かな情報をあちこちで噂することは
誹謗中傷や名誉棄損に当たる恐れがあると注意がされた模様です。

結果・・・・

「(ユニオンの)ビラはデマだとみんな知っている」
「声は大きいが気にならない」
「不適切営業をさせられたことはない」
「営業に関しては局長はもっと言うべきだと思うくらい」
「心遣いのできる局長」


という声があり、自爆営業をさせられたという社員は一人もいなかった、と
ヒアリングの調査報告書は締められています。
要するに、部下に慕われている局長だと言うこと。


しかし、2016年2月17日のさいたま新都心事件の裁判において
古河事件の質問をされた助川氏自身がこう供述します。

今まで部下を恫喝したことはなく 、

古河事件は事実無根である。

部下が私を陥れる為に

虚偽の情報を流した。


これはヒアリングの調査結果と矛盾があります。
支社の調査では局長に不満を持つ部下はいない、
むしろ好意的な局員ばかりだったという結果が出ました。
しかし、そんな支社のヒアリングに対し
正直に本音を話していない局員がいるということを
助川氏自身が認めてしまっています。

古河事件の質問をしているのだからここで
助川氏の言う「部下」は古河局の局員の事で間違いありません。
そうでないというのであれば、彼はどこの局の人間を指していたのでしょうか。
陥れる部下に心当たりがあるならば、それこそ支社に報告すべきです。

さらに、2016年2月10日にユニオンが古河局でビラを配布した際
管理者の監視がついきましたが、そのうちの一人に
「助川は評判が悪いぞ」とユニオンが投げかけたところ
「そのようですね」とあっさり同意が返ってきました。

助川氏が古河局の部下に虚偽の情報を流されてはめられたとしたら、
支社のヒアリングの意味は全くなかったということです。

支社のヒアリング結果と、助川局長の供述、はたしてどちらが真実なのでしょうか。

古河事件を受けて労組の方でも動きがありました。
当時古河の属するJP労組茨城西部支部守谷分会長=役員氏は
2015年8月2日開催の茨城西部支部支部大会の場に置いて、
以前守谷局でも同様の事件があったことを踏まえて
古河事件に関する質問をしようとします。

2015年7月18日当時の支部書記長と役員氏の電話内容


2015年8月2日 茨城西部支部支部大会


質問の場は与えられず。
大会後に役員氏に対し組織内議員への後援会加入についての
支部役員からの恫喝行為がありました。
さらに9月18日には役員氏に突然の県外への人事異動発令。

これに関し2016年1月13日、
郵政ユニオンに同じく茨城西部支部に属する
水海道局所属を名乗る人物から
「役員氏の異動は調整手当を上げる為 」
「古河事件はでっち上げである」と主張する 
怪電話が入りました。詳細はこちらの記事

古河事件はでっち上げであるという主張は前述の
助川局長の内容と照合すると
「電話の主」となんらかのすり合わせがあったのではないかとも推測できます。
そこまではいかなくとも、電話の主と助川局長の利害は一致しているのは確かです。 

古河事件はでっちあげなのでしょうか?
ならばなぜ、当局も労組もここまで動いたのでしょうか?
茨城連協や関東地本が南関東地本と連携を取って
こちらに圧力をかけてくるほどの「何か」が、
一主任が連協議長と参議院議員の御来訪を賜るという
光栄にあずかるほどの「何か」があるのでしょうか。

助川氏は今も「草加郵便局局長」という要職についたおられます。
しかしそれはあくまで当局が
「会社側に非がないこと」のアピールのためであり、
さいたま新都心裁判が終われば
体のいい閑職に回される可能性は高いでしょう。

草加局でもユニオンによるビラ配りが先日行われましたが、
受け取る人は少なかったようです。
おそらく、管理者が受け取る人間を監視していて、
それを局員もわかっていたのでしょう。 
受け取らなかった局員を責めるのはお門違いです。

あれから一年たち、徐々に記憶は薄れてきています。
しかしこの事件に関して役員氏や私に対し
茨城連協から圧力や誹謗中傷があったことも事実ですし、
なにより助川氏自身の供述とヒアリング結果、
助川氏の実際の評判や古河局の管理者の発言には
矛盾が生じます。

古河事件はまだ終わっていません。 

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2016年01月15日

再録・古河からの伝言

7月11日にブログに届いたメール

始めまして、下手な文章ですが貴女様に真実を伝えます。 
当人ではありませんが班員が
6月10日の13時半に呼ばれた4人であります。 
その人は配達するだけで一杯だとよく嘆いています。
もちろんかもめ-るは現在30枚で全部自爆です。 
それでその人とは親交を深めて聞いた話しです。 
局長から暴言があったのは事実で隣班の社員が暴言だと
夕方にO分会長に言ってましたが相手にしてもらえませんでした。 

そこでコンプライアンス室に慣れないメ-ルで
局長の暴言を告発しましたが
3日後に返ってきた内容は局の管理者と相談して下さいと
内容になっていなかったようです。

それを聞いた隣班の社員が郵産労ユニオン本部に電話したわけです。
匿名では受け付けてもらえなく
ちゃんと名前と携帯の番号も教えたのは良かったのですが
次の日に陳述書とさいたま事件の証人となるように強く言われたそうです。

陳述書は書いてもさいたまの事件なんて
何を考えているのか本部に再度問い合わせたら、
協力するのにあなた達は自分のことしか考えてないのですか?
協力しなくてもこの事例は報告させてもらいますと跳ね返されたそうです。 

神も仏もありゃしないとはこのことです。 

そして郵産労ユニオンが本社前で告発して
局は騒然となり緘口令をしいてしまいました。
4人はjp組合員ですがあれから4人は監視されていてて
鬱状態に入って退職したいと元気がないです。

問題は助川局長の暴言がいかにしてこの4人を追いこんだか、
政治家だったら即解任でしょう。
大人として分別のない人が我が局の局長なので恥ずかしい限りです、
辞任してもらいたいです。 
これだけ騒がれるとこの4人も本当にやばいので
ブログに出しても茶化さないように
4人の犠牲者がどれだけ苦しんでいるのか思いやって下さい。 

貴女を信じます。


原文ママだと四人のうちの一人の経歴や
送信者の事がわかってしまうので
ぼかしてあります。

メールアドレスが記載されていなかったので
送信者とはこれ以降やり取りができず、
当初はいたずらかと思いましたが
文章は本物であると判断し、掲載しました。

誠に失礼ながら、長文を書き慣れていない方だとお見受けしました。
これだけの語を「ねつ造」したとなれば「てにをは」や
文章の構成が知らずのうちに巧みさが出るはずですが
読んでわかる通りそうではありません。





労組のその前後の西部支部の支部大会でのこと、

役員氏との電話音声は
古河事件は「事実無根」ではなく
「労組として事実無根にしたい」という気持ちを表した
言動や行動でしょう。

あれだけ世間一般にも知れ渡ってしまった事件です。
その火消しに労働組合が躍起になり、
組合員を守らずむしろ切り捨てたとなれば
選挙どころではなくなるでしょう。

だからなおさら今必死に「なかったこと」にしたがっているのです。

四人とその周囲の人々は複雑な思いでしょうが
古河事件を追及する場はさいたま新都心事件の裁判の場しか
残されていないのではないかと思います。 


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2015年11月03日

守るべきもの

昨日(11月2日)さいたま新都心郵便局過労自死裁判支援決起集会に参加してまいりました。

周りの席でこのブログの話をされてて

いやあ気まずいのなんの。




さて、参加者の顔ぶれですが、ほとんど郵政ユニオン組合員かと思いきや
(郵産労ユニオンではなく正しい略称は郵政ユニオンだそうです)
JP労組組合員や、一般市民の方も参加されており、
私以外にも横浜から参加したJP労組組合員もおられました。

関心が高い事件であると改めて感じるとともに、これもユニオンの
地道なビラ配りなどの活動の一定の成果であると考えます。



尋問期日
2016年2月17日13:10頃から

被告側(会社側)証人は助川をはじめ
当時の業務企画室長・班長、そして局長。

当初会社側は局長を出廷させることを渋っていました。
裁判所の判断により証人として出廷することとなったようです。
それは当たり前の話で、局の一番の責任者が
何も知りませんでしたとはいきません。

どうも会社側はこの当時の局長を庇っている節がありますね。
この局長、現在は無事に天下っているようです。

ここまで関心の集まりつつある事件ですので、
某ブラック居酒屋チェーンの裁判のように社員を動員して
会社側が傍聴席を占拠する、なんてことにならなければ良いと思います。


・消えたお立ち台

「強制的に自腹を切らなくてはならない
職場の雰囲気を作り上げたのはあったと思う、過去に」

「昔はあったということで、お立ち台に引きずりあげて
それで責めるようなことがあってはいけない」

2014年8月27日の西室社長の定例会見での発言。

しかしさいたま新都心の「お立ち台」に関して会社側は一貫して社員が自発的に
自案を説明する場であり、見せしめではない、という見解でした。

会社トップである西室社長は「過去にあった」と言っているにもかかわらず
さいたま新都心局のお立ち台に関して裁判ではまったく逆の主張を
会社は繰り返しています。


一昨年四月に本件の証拠保全のためにさいたま地裁裁判官が新都心局に立ち入り、
その後の五月にはお立ち台は廃止されました。
都合が悪いと感じたのか、世間体を気にしたのか。
いずれにせよカッコ悪いですね。

そういえば水戸中央の誤配王と呼ばれた助川氏、
もし管理者にならずじまいであれば
三日に一回のペースくらいでお立ち台に上がっていたのではないでしょうか。

個人的には一昨年の四月までお立ち台が存在していたことが驚きです。


・古河事件
(赤字は筆者による補足)
6月10日13時半発生。古河郵便局局長が
営業成績の上がらない四名の局員を呼び出し「俺は一人殺したことがある」と恫喝。

同日夕方、JP労組茨城西部支部古河分会長O氏に相談するも、相手にされず。

コンプライアンス室に通報も「局の管理者と相談するように」との返答。

翌日11日18時35分に郵政ユニオンに通報が入る。

※実際に通報を受けた役員の方とお話ししましたが、探偵ファイルの記事にあった
 「四人の連絡先は知っている」という事実はないそうで、また、
 匿名でも通報は受け付けるとのことでした。


 このあたりに関しては古河の局員の方からその後連絡がこちらのブログにもない為
 ユニオンと古河局員の方との食い違いに関しては保留としたいと思います。


古河局にユニオンの組合員はおらず、新都心裁判の証拠化の必要性と
当事者防衛を考慮して6月17日に本社前で公表。

6月24日にユニオン本部から本社に調査申し入れ。

古河局は助川が威張り散らして職場の雰囲気が悪い。
4月に異動してきたばかりの郵便部長が鬱で病休、
総務部長もひと月休むという異常な状況。

7月14日22時ころ、守谷分会長と西部支部書記長(双方とも当時の役職)
電話での会話において、書記長は明確に古河事件を否定。
なお、この電話はお聞きになればわかると思いますが私的なものではなく
支部大会前に支部役員が各分会に職場の課題を事前に聴取するものです。


また、「事実ではない」根拠があるのであれば、それはどういったものなのか。
分会長の質問に対し虚偽の回答を支部役員が行ったとなれば
分会軽視と言わざるをえません。

7月24日、通報者探しや脅迫、配置転換など不利益を与えないことを申し入れ。

しかし6月に公になった時点でJP労組と
当局側は被害者四名を監視し圧力をかけていた。



・「藤沢の平田・古河の助川」

7月29日、神奈川某局より匿名通報。
7~8人いた喫煙室であるJP労組役員が平田という専門役に「古河事件を知ってるか」
と聞いたところ
「恫喝行為は当然のことで、あんな社員(ユニオン)が騒いでも馬鹿な奴が言っているだけで
何の影響もない。

俺なんか20人ぐらい辞めさせたことがある」


ここで神奈川の古豪登場。

「俺は一人殺したことがある」に対抗意識を燃やし
「俺なんか20人くらい辞めさせた」と発言。

なんて最低な争いなんだろう。

二人そろってなんでこんなのが局長なんだ・・・・。

この平田というのは元・藤沢局局長 。
JP労組湘南支部とは大変に仲が良かった方で、
売り上げの上がらない社員をその班の人間に取り囲ませて
当該社員を罵倒させるという人権無視をやってのけた猛者で、
当然そんな行為もJP労組は華麗にスルー。

JP労組茨城西部支部の対応

8月2日、茨城西部支部支部大会。
来賓として助川が呼ばれる。


その際に古河事件に対しての質問をしようとした守谷分会長、
「異議なし」の声により質問できず。
この「異議なし」と質疑応答を止めたのは書記長(総和)と同じ渉外。
支部大会直前から守谷分会長を睨みつけていた。

助川氏と前・JP労組茨城連協議長小野瀬氏は旧来の友人。

9月2日、日本郵便から古河事件に関し回答と申し入れ。
会社側「事実無根であり名誉棄損、侮辱罪である」

9月10日、匿名通報。
「古河事件は本当にあった。この件はかん口令が敷かれている。JP労組の支部大会でも
この件はなかったことにしてくれと通達があった」

9月26日にもユニオン本部に同様の通報。

9月18日、守谷分会長、異動。

10月8日、ユニオンから本社へ「事実でないという回答は受け入れられない」


書記長が「事実でない」と把握していたのが7月14日。
しかし会社側の調査結果が出されたのは9月2日。

書記長は何をもって事実でないと言えたのか。
JP労組が独自で調査をしていたということなのか?
調査したうえで「事実でない」のであればわざわざ
質問を遮る必要はなかったはずですが・・・。



・守るべきもの

残念なこと業務の為集会には間に合わなかった
元・守谷分会長=役員氏ですがその後に合流。
ユニオン役員の方や支援者、弁護士の先生、
そしてご遺族と意見交換をしました。

ここで役員氏と私とで決めたことがひとつ。

おそらく、JP労組はこの集会に参加したことを許さない。
またいろいろつっかかってくるかもしれない。
それでも
「人として守るべきものの為ならば、なんと言われようが気にしない」

この事件の解決に微力ながら協力することを
スパイだの裏切り者だのと言うのであれば、それはそっちが間違っています。

家族は大事なものです。
それが奪われたり、壊されれば悲しいのは当たり前だし、
そのことに憤りを感じるのは人間として
命ある者としての本能です。
それが他人の家族であっても人は「家族が失われる」ことを悲しまなきゃおかしい。
誰かの家族が理不尽に奪われたのであるなら怒りを覚えて当たり前のはずです。

本来組合員の命が失われて怒るべきは
最大単組であるのに、JP労組は隠ぺいに加担しています。

さいたま自死事件が発生した際にご遺族は何度もJP労組に申し入れたそうです。
もちろん亡くなった方はJP労組の組合員です。
それでも、JP労組はその電話にすら応対しませんでした。
やったことといえばかん口令を敷いたことのみ。

古河の四人も組合員です。

守るべきものは一体、なんなのか。誰なのか。

私が出来ることと言えばJP労組をつつくくらいなので
どこまでこの事件の解決に協力できるかはわかりません。
それでも、守るべきものの為に、やれることはできる限りするつもりです。

この事件のことは郵政関係者だけでなく
一般の方にも知っていただきたいと思っています。    

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2015年10月21日

11月2日

 さいたま新都心郵便局

過労自死裁判支援決起集会



日時: 2015年11月2日 18時30分開場 19時開会


会場: 武蔵浦和コミュニティセンター 第1集会室 名称「新都心局追及する会」

    ◎埼京線武蔵浦和駅西口デッキ徒歩1分「サウスピア」内 8階


次第:① 追及する会事務局より、活動報告

    ② 弁護団より、裁判の進行状況と今後の課題

    ③ 原告からの訴え

    ④ 質疑応答


11月2日に開催されるこの会に私も参加させていただくこととなりました。

私が参加するに当たりユニオン・JP労組双方から異論が出ることと思います。
特にJP労組はおそらく今度こそ私を許さないでしょう。
それでも、堂々と胸を張って参加したいと思います。


思えばこの事件と不思議と縁があるようです。

さいたま新都心郵便局過労自死事件の責任を追及する会に参加していた
「鶴ヶ峰のオヤジさん」。

ブログ開始後、協力者として名乗りを上げてくれたのが
同じくこの会にに参加していた「重松氏」。

事件の概要は重松氏の話と同氏からいただいた
樫田秀樹氏の「自爆営業」で知りました。

そしてはじめて接触した組合役員が
助川氏が局長である古河郵便局を担当する
JP労組「茨城西部支部」の役員氏。

その後、古河事件が発生、被害者とされる四人への圧力と
事件を追及しようとした役員氏の事実上の追放。


労使ともに詳らかにできない真実が古河事件にはあるのだと思います。


「俺は一人殺したことがある」

この言葉が真実ならば、このさいたま新都心過労自死事件の
最大の加害者が明らかになるからです。



JP労組は古河事件は「事実ではない」と見解を示しました。
助川局長は前茨城連協議長とは昵懇の仲です。

未だに「事実ではない」根拠が何も示されておりません。
質問すら受け付けず、「なかったこと」という扱いです。




「最前線の郵便局 「安心」と「信頼」を確保するために」

2008年に書かれたある論文の題名です。

著者の名は、「水谷 才二」氏。

事件発生時のさいたま新都心局局長です。

今こそ、郵便局が安心と信頼を確保するために、
きちんと事実を述べるべきではないでしょうか。

会社側の過失は司法とユニオンに追及をお任せするとして
私はあくまでJP労組の人間として「JP労組の過失」という観点からこの
二つの事件を追及するつもりです。



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2015年10月11日

命の価値

え!?

元役員氏が

ユニオンのスパイだって!?



そんな驚きのニュースが2chから飛びこんできた。

なにしろこの衝撃的情報、元役員氏本人すら知らなかったという!


結論から言うと根も葉もない噂です。

・ユニオンが追及している古河事件の質問を
 支部大会でしようとしたことでそう見られた

・異動後に組合活動が出来ないようにするための
 JP労組が流したデマ


あと考えられるのは
・ユニオンから協力要請があったのを断った腹いせにユニオンが流した

こんなところでしょうか。

ユニオン沸点低いからな・・・。

ところでなんで豚姫様にはそういう噂でないんだろう。

ユニオンに嫌われまくっているからなあ・・・。 

たしかに私と役員氏には共通の友人でユニオンの組合員はおりますが
それだけでスパイとはならないでしょう。

そんなこと言ったら旧組織の時に全逓の人間でも全郵政の友人がいたら
全郵政のスパイってことになるし職場にユニオンの人がいて
その人と話してたらスパイってことになる。

役員氏も私もJP労組の元役員として、組合員として、あくまで
JP労組を通しての職場改善、その為のJP労組の改革を目指していることに
変わりはなく、郵産労ユニオンに所属を移すことは断じてありません。


実は役員氏と私のもとユニオンから協力要請は来ていたのはたしかです。
そのことを知っているのはごく限られた人間のみ。
その件に関しては古河事件へのユニオンの対応に
疑問点があったので今回は協力派見送らせていただくこととなりました。

・・・で、タイミングとしてはお断りした直後にこの噂なんですよ。

水戸が発信源らしいとのことで、ユニオンとJP労組を繋ぐ心当たりと言えば
JP労組水戸支部のS支部長はユニオンの組合員と

ご近所づきあいがある
らしい、くらいですかね。


・・・・・え?スパイってまさか・・・。いやいやそれぐらいで、ねえ。
同じ町なら町内会でお付き合いがあったっておかしくないし
郵政宿舎では違う労組の組合員同士がお隣さんとかもあるだろうし。

それこそ、いちゃもんですね。

さて、ユニオンへの疑問とは、
まず、四人の連絡先も氏名すら不明である点。

古河局員(四人のうちの一人ではない)から現状を訴えたメールには
「匿名では受けられないと言われたのでユニオンに氏名と連絡先を伝えた」
とあるのにユニオンでその電話を受けたとされる人物は「聞いていない」といっていること。

これは先述の友人であるユニオンの組合員に確認したところ、
郵産労ユニオンは必ず「所属・氏名・連絡先」は必須で匿名通報はスルー。

伝送便や教宣、ネット公開する情報の信頼性の担保の為だそうです。


では、本社の前で大々的にあれだけ騒いだにもかかわらず
氏名も連絡先もわからないとはどういうことなのか?


以下に紹介するのは古河局員だという人のメールです。
(書いた本人が特定されないように一部変更してあります)


7月11日にブログに届いたメール

始めまして、下手な文章ですが貴女様に真実を伝えます。 
当人ではありませんが班員が
6月10日の13時半に呼ばれた4人であります。 
その人は配達するだけで一杯だとよく嘆いています。
もちろんかもめ-るは現在30枚で全部自爆です。 
それでその人とは親交を深めて聞いた話しです。 
局長から暴言があったのは事実で隣班の社員が暴言だと
夕方にO分会長に言ってましたが相手にしてもらえませんでした。 

そこでコンプライアンス室に慣れないメ-ルで
局長の暴言を告発しましたが
3日後に返ってきた内容は局の管理者と相談して下さいと
内容になっていなかったようです。

それを聞いた隣班の社員が郵産労ユニオン本部に電話したわけです。
匿名では受け付けてもらえなく
ちゃんと名前と携帯の番号も教えたのは良かったのですが
次の日に陳述書とさいたま事件の証人となるように強く言われたそうです。

陳述書は書いてもさいたまの事件なんて
何を考えているのか本部に再度問い合わせたら、
協力するのにあなた達は自分のことしか考えてないのですか?
協力しなくてもこの事例は報告させてもらいますと跳ね返されたそうです。 

神も仏もありゃしないとはこのことです。 

そして郵産労ユニオンが本社前で告発して
局は騒然となり緘口令をしいてしまいました。
4人はjp組合員ですがあれから4人は監視されていてて
鬱状態に入って退職したいと元気がないです。

問題は助川局長の暴言がいかにしてこの4人を追いこんだか、
政治家だったら即解任でしょう。
大人として分別のない人が我が局の局長なので恥ずかしい限りです、
辞任してもらいたいです。 
これだけ騒がれるとこの4人も本当にやばいので
ブログに出しても茶化さないように
4人の犠牲者がどれだけ苦しんでいるのか思いやって下さい。 

貴女を信じます。


この文章に嘘偽りはないと思います。

しかしながら、この文章だけでは助川氏の発言を事実とはできません。

古河事件が真実か否か。

もはやそれをはっきりさせることができるのは四人と助川氏本人のみ。

限りなく事実であったと思える状況証拠はそろってはいても
真実を語れるのは被害者四人と加害者一人・・・

・・・・いや、そうでもないかもしれません。


私は古河事件は事実である、と思います。

JP労組の対応がそれを物語っています。
JP労組の元役員からすれば、容易に推測できます。


2010年、さいたま新都心自死事件が発生した時、JP労組はかん口令を敷きました。
それは決してご遺族に配慮したからではありません。
職場の問題で自殺者を出した、というのは労組にとっては大恥だからです。

組合員が自ら命を絶った原因を
職場環境ではなく個人の問題としたいのは
会社だけではなく労組も同様なのです。

その為に、事実を隠ぺいしようとしてかん口令を敷いたわけです。

ひとつの命が失われた表しようのない悲しみも、
組織にとっては恥ずべき不都合な事実でしかありません。

そしてまた、古河事件でJP労組がかん口令を敷き、
かつ、追求しようとした人間を排除しました。

もし虚偽であれば、JP労組はここまで必死に隠ぺい工作はしないでしょう。

ここまでやるのは古河事件が事実だからです。

某元市議の件を見てもわかるように、JP労組は不都合な事実は
組合員に圧力をかけてまで組織ぐるみで隠ぺいします。

おそらくは発生時に組合員から告発を受けた古河の分会長、
西部支部から助川氏の友人である当時の連協議長・小野瀬氏に
即座に報告があったでしょう。

そして、助川氏本人からJP労組が事実確認を確実にしているはずです。
西部支部の四役も事実をご存じでしょう。

そのうえでのこの一連の対応です。

嘘であればわざわざ隠す必要はありません。

真っ向から否定すればよいだけです。
隠せばヘタな憶測を呼ぶだけですから。

推測で物を言うなと言われるかもしれない。
しかし私はまさに、その組織の体質、考え方を叩きこまれた人間です。
従って、組織の行動を見て組織にどんな思惑があったのかは嫌でもわかります。

私は役員氏のように思慮深くなく、実に単純な人間ですので、
組合役員としてさいたまや古河の事件の場にもしいたとしたら、
組合員に圧力をかける側に回っていたかもしれません。
何の疑問も抱かずに。

古河事件は四人だけをフォーカスせずに関わったとされるJP労組の
各役員も「個別に」事情聴取するのも真実への道かもしれません。

特に、この方。


何を持って、事実でないと言えるのか。

助川氏本人から「事実」を聞いている人間だからこその発言と思われます。



助川氏の「人を殺したことがある」発言が事実であった場合、
さいたま新都心自死事件裁判は大きく動きます。
だからこそのユニオンの勇み足であったと思います。
助川氏が実際にその発言をしたとなれば、
職場に問題はなかったという会社側の主張が揺らぐことになります。
助川氏も、さいたま新都心の職場に問題はなかった、としておりますが
課長(現在の部長)であった助川氏自身、
どなり声を上げるのは日常茶飯事であったと言います。

非を認めなかった会社側・助川氏本人が虚偽の証言をし続けていたことになります。

しかしながら、深くかかわることとはいえ、
古河の四人の苦しみはさいたまの件とはまた別のものです。
ユニオンにはその点をもっと配慮していただきたかったと思います。


古河局は現在も局長は助川氏です。

「俺は人を殺したことがある」

自らの「犯罪」を誇らしげに語り恫喝の文句としたことが
もし事実ならば、明確な殺意が四人に対してあったのと同じ。
その四人以外でも、意に沿わない局員に対しては
簡単に殺意を抱くということではないでしょうか。
それを庇うJP労組も会社も殺人の共犯者ということになります。

彼は古河でも人を殺そうとしていた。
今なお、古河局員全員が「殺人」の標的になる可能性がある。

ならばこれは四人だけの問題ではなく、古河局員全員に関わる事件です。

助川局長は誰を殺したのか。
そしてまた、古河で誰を殺そうとしているのか。




さいたま新都心自死事件があった2010年はなんば選挙の年でした。

ご縁あって、さいたま新都心のご遺族の方と、亡くなった被害者の方の人となりを
伺う機会がありました。

なんば氏の選挙の際には組合員であった被害者と、そのご家族は
選挙活動にも協力し、当選の際はとても喜ばれたそうです。
その後、事件が発生し、さいたまで労組がかん口令を敷いたのは
もうひとつの意味合いがあったのではないかと思います。

なんば当選の年に、組織はケチをつけたくなかった。



時は下り2013年、あれは陸前高田だったと思います。

さだみつ選挙の時のことです。
東日本大震災で殉職者を出した東北の郵便局の前でさだみつ氏本人が
黙とうする姿が組合の新聞に掲載されていました。

さいたまをはじめ全国の郵便局員(組合員)の自殺者に一度でも
彼らが手を合わせたことがあるでしょうか。

この組織ではいつも、組合員の自殺はいつも「なかったこと」にされています。

私が知るだけで、郵政で何人の自殺者や失踪者がいることか。
それを一度だって問題提起したことがこの労組はあったでしょうか。
何人の「不都合な死」が闇に葬られていたことか。

災害で亡くなった方は自殺者と違って
死にたくて死んだわけではない、と思われる方もいるかもしれません。
同列に語るべきではない、と。

たやすく涙を流せるならば
たやすく痛みもわかるだろう
それでも人には笑顔のままで
泣いてる時もある

 
   ―中島みゆき「命の別名」―


自殺者だって本当は死にたくて死んだわけではない。
逃げられなかっただけだ。

自殺はそのほとんどが「人災である」と私は思います。

命が失われた悲しみに何の違いがあるというのか。
命の価値に違いがあるのでしょうか。

人の死をプロパガンダに使う行為も、
人の死を不都合ととらえて隠ぺいする行為も、
同じくらい命の価値を軽んじているような気がしてなりません 。


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blackkings at 13:32|PermalinkComments(18)TrackBack(0)